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中国警官が2人の女性に服を脱ぎ、検査を受けるよう恫喝

2016年06月16日

【新唐人2016年6年16日】

 

中国当局の警官による暴力的な職務執行が再び暴き出されました。先般、中国のミニブログで炎上し、素早く広まったビデオ映像には、警察の制服を着た男が車を運転しながら、二人の女性を絶えず罵り、ひいては彼女らに服を脱いで、検査を受けるよう脅かしている姿が映っていました。

 

6月10日、中国のミニブログによると、5月21日、深センの繁華街を歩いていた姉妹二人が警察の制服姿の男に突然呼び止められ、身分証明証の提示を要求され、姉妹はふたりとも身分証明証を持っていませんでした。その男は警官の身分証明証を提示せず、もうひとりの私服の男とともに強制的に姉妹二人をパトカーに乗せました。そして姉の方青さんはパトカーの中で、密かに携帯で車内の様子をビデオ撮影しました。

 

 ビデオの中で方青さんは警官に質問した

「私達はただ道路を渡っていただけなのに、あなたはどうして私達をむりやり派出所に連れて行くのですか?」

 

 ドライバーの警官

「法律がわからないのなら、ここでデタラメを言うな。私はお前が男性ではないかと疑っている。お前は女子トイレに入って、何をしたのだ?服を脱いで、私に見せろ。お前達が法律を知らなければ、私がお前達に教える。お前達に見識を広げてもらう。お前達をエイズ患者や、泥棒、強盗犯と一緒に監禁する。お前達にゆっくり味わってもらおう。今日はお前達がちょっかいを出したのだ」

 

中国大陸のメディア報道によると、このあと彼女達ふたりは派出所で1時間以上尋問され、その後、派出所の責任者が彼女に対して、例の警官たちはその前日に残業をしたため、疲れていて態度が悪かった、彼女らに理解してほしいと伝えたといいます。

 

 中国の弁護士・李向陽氏

「警官が暴力手段を使って法律を執行し、マフィア的な手段で仕事をしているということは、彼らの主がそれを黙認し許可したとも言えます。これは潜在的なルールでもあります。なぜなら、彼らの主は強権ゴロツキであり、皆に見られてはならず、その主が雇った用心棒は、このような手段で人を恐喝し、暴力手段で彼らの政権を維持しているからです」 

      

最近、中国では警官による暴力的な職務執行事件が相次いで暴き出されています。北京市民の雷洋さんが空港へ迎えに行く途中に警官に捕まり死亡した事件、蘭州のふたりの大学生が警官による暴力的な職務執行を撮影したため、身体に大きく裂けた傷口ができるまで殴打された事件、更に江西省の弁護士・呉良さんが裁判所でズボンがぼろぼろに引き裂かれるほど殴打された事件、また今回、深センの警官が下品な言葉で女性を恐喝し罵ったこと、これらの一連の事件は、警察が権力を濫用することに対する中国民衆の強烈な反感を引き起こしました。

 

6月10日の夜、深センの警察は、ビデオの中の警官はすでに停職させられ、まず勉強会に参加させてから、更なる処置を待たせると公言しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/12/a1270826.html#sthash.iND8qT79.dpuf(中国語)

(翻訳/廉 ナレーター/真彌 映像編集/李)

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