新唐人日本2011年7月11日付ニュース】6日、中国人民銀行が今年に入って3度目の利上げを発表。ここ一年足らずで5度目の利上げになります。一方、6月の消費者物価指数CPIは前年同比6.2%上昇し、年内最高更新の見通しです。
中央銀行は6日、0.25%の追加利上げを発表。今回の利上げにより、住宅ローンの金利もここ10年間の最高水準になりました。市民にとっては支出がまた増えることになります。
ポータルサイト網易が利上げニュース報道後、12時間で2万人の書き込みがありました。安徽省のネットユーザーによると、去年5月に38万元の住宅ローンを組んだが、5回連続の利上げで毎月の支出が400元も増えるといいます。また、北京のユーザーは、利上げであれこれ抑制とか安定とか言っているが、給料は上がっていない!住宅ローンも物価も上がってお金が残らないと嘆きました。
経済専門家のジェイソンさんは、連続利上げは市民に二重の負担をかけていると指摘します。
経済専門家 ジェイソンさん:「中国のローンは返済金利が毎年調整され、外部利率によって変動します。一方 物価が上昇し消費が増えます。同時に金利も上がると返済者の負担は増えます」
また、銀行準備率の連続引き上げや利率の引き上げのいずれも、中国のインフレへの根本的な解決策ではないと指摘します。
経済専門家 ジェイソンさん:「最大の問題は貨幣の発行が続いていること。つまり現金投入を増やしている、これが問題の根本です。現在の金融貨幣政策を変えないのです。中国のインフレ問題は押してもまた浮き上がるひょうたんのようです」
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/07/a556709.html.
(中国語)