【新唐人2017年10月13日】
英保守党人権委員会のロジャース副主席は10月11日、香港に入国しようとして入国を拒否されました。同日、ジョンソン英外相はこの事件について「非常に懸念している」とする声明を発表し、香港、中国両政府が事件について説明を行うよう求めたほか、香港の高度な自治と権利、自由は尊重されるべきだと述べました。
香港の林鄭月娥・行政長官は12日、ロジャース氏の入国拒否は外交事務であり、香港の外交は中国中央政府に属すると述べ、入国拒否を決定したのは中国政府であるとほのめかしました。
華春瑩・中国外務省報道官も12日に記者会見で、ロジャース氏には香港の内政と司法の独立に干渉しようとの意図があったと指摘したうえで、「香港の事務は中国の内政に属し、中国政府が入国許可を出す出さないの権利を有する」と述べました。
イギリスに帰国したロジャース氏は同日、中国外務省が自身の香港への入国を拒否したことがはっきりと証明されたとし、中国政府が香港への出入国に干渉することは非常に懸念すべきことであり、「一国両制度」を著しく侵していると述べました。
パッテン元香港総督も、ロジャース氏は有効なイギリスのパスポートを所持しており、イギリス人が香港に入国するのに必要な条件をすべて備えていたとし、ジョンソン外相と香港のイギリス総領事館に説明を求めたことを明らかにしました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/10/13/a1346499.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)