【新唐人2017年11月7日】
中国の全国人民代表大会の常務委員会は11月4日、香港基本法の付属文書に「国歌法」を追加する改正案を可決しました。これを受けて、香港の多くの団体が中央政府駐香港連絡弁公室前に集まり、「国歌法」の撤廃を求めました。
社会民主連線、公民党などのメンバー十数名が、デモ行進を行いました。「国歌法」の制定は言論封殺につながり、香港人から言論の自由を剥奪するとして批判しました。愛国精神は規則によって定めるべきではなく、中国共産党の欺瞞が露呈されたと、議員が発言しました。
郭家麒・立法会議員:「国歌法の歴史を振り返ると、この歌の作曲者、田漢は、無実の罪で迫害を受けました。一方ではこの国歌がどれほど偉大かと説き、一方ではこの歌を作った愛国者の作曲家がいわれのない罪を着せられ迫害されているのです。中華人民共和国の憲法下では人民の権利は報われないのです。」
香港の人民代表の葉国謙が、国歌が聴こえてきたら、歩行中でも立ち止まって起立しなければ「国歌法」に抵触すると警告し、反撥を招いています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/11/06/a1349666.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/Ann)