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中国文化財破壊「文革時よりひどい」

2011年11月16日
 
【新唐人2011年11月17日付ニュース】最近、新疆タクラマカン砂漠の南部にある仏教遺跡が盗掘に遭いました。文化財の度重なる破壊について、専門家は当局の無責任な管理体制やメディアによる監督の欠如を指摘。現在、中国の文化財の破壊は、文化大革命当時よりもひどいとさえ言います。

最近、新疆タクラマカン砂漠の南部にあるダムク仏教遺跡が盗掘に遭い、唐の時代の壁画や綿織物、木簡などが大量に盗まれました。現在深刻な中国の文化財の破壊について、復旦大学の陸建松教授は、政府の姿勢を厳しく非難します。

復旦大学・文化財博物館学科 陸建松教授:「改革開放以来、中国の文化遺産の破壊は史上最悪です。文化大革命よりもひどいです。根本問題は管理体制自体にあるので、破壊が尽きないのです。管轄部門でない地方政府は破壊に無頓着で、文化財破壊で起訴された首長などいません」

国の文化財は、国民の共有財産としてメディアや国民の監督を受けるべきだと訴えます。

復旦大学・文化財博物館学科 陸建松教授:「文化遺産は国民の財産で公共の文化財、だから共同で管理すべきです。監督体制を設立してメディアや大衆が博物館を監督し、管轄部門を監督すべきです」

盗掘に遭ったダムク仏教遺跡はかつて、中国ひいては世界の中でも、寺院の数が最も多く、規模が最大で、保存状況が一番よい遺跡でした。

新唐人テレビがお伝えしました。
 
中国文化遗址屡遭破坏盗掘.html (中国語)

 

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