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周永康「知識人200人を生き埋めにする」

2012年06月06日
【新唐人2012年6月6日付ニュース】胡錦涛主席をはじめとする改革派と周永康をはじめとする人権抑圧派の間で展開されている中国共産党内部の熾烈な戦いは、エスカレートの一途をたどっています。香港メディアによると、周永康率いる政法委員会は中国を恐怖の警察国家に陥れ、周永康はかつて知識人200人を生き埋めにすると言い放ったそうです。
 
長年の迫害から逃れ、やむなくアメリカでの留学を選択した盲目の人権弁護士・陳光誠さんは、迫害の背後の黒幕の徹底調査を促します。
 
香港の“開放雑誌”は6月5日、山東省臨沂市(りんぎ-し)の消息筋からの情報として、“陳光誠さんへの迫害の元凶は周永康である”と報道。文章は北京の共産党内部人士からの情報として、新疆やチベット情勢の激化も周永康の強硬な弾圧に関係すると報道。
 
時事評論家・文昭さんは、政治的に非常に敏感なこの時期、香港メディアのこの報道は周永康にとって非常に不利だと述べます。
 
時事評論家 文昭さん
「中国政治に理解のある人はご存知だと思いますが、この二つの事が重なったのは偶然ではないはずです。外国または香港メディアを利用して、情報を放出して、またそれを逆輸入する形で世論の準備をしているのです。これは中共体制内でよく見られる現象で、周永康が危ない立場に置かれている事が伺えます」
 
元ジャーナリスト・高瑜さんが“開放雑誌”に提供した情報によると、周永康はかつて中国の知識人に対し、“一旦中央政府が統治に危機が現れたと判断した場合は、一夜のうちに200人全員を生き埋めにすることができる”と言い放ったそうです。
 
時事評論家 文昭さん
「『200人を生き埋めにする』 ここから周永康を頭とする『血債派』は大勢を殺してでも、必死に手中の権力を守ろうとしているのが分かります。つまり 彼らにはこのような企みと計画があり、政変の方法で相手を取り除くのです。『生き埋め』の話は国内の影響力のある知識人に対してですが、法律を完全無視しており、政変と同じなのです。このような情報は中共体制内の改革派にとっても危険なのです」
 
政法委員会はここ数年、大権を手に「安定維持」の名目で社会の矛盾を激化させています。これには多くの共産党体制内の人でさえうんざりしています。共産党の元老の1人・李鋭氏、および元高官16人は近日、連名で政法委員会の廃止を求める陳情書を提出しました。 
 
新唐人テレビがお伝えしました。 
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)


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