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アサド政権が危ない?必死に支える中共

2012年08月02日

 【新唐人2012年7月19日付ニュース】シリアの内乱が17ヶ月間続いています。潘基文国連総長は18日、北京で胡錦涛主席との会談で、シリアでの流血衝突制止に協力するよう促しました。去年3月 シリア危機勃発以来、シリアアサド政権の盟友として中共は2度も安保理の対シリア制裁決議案を阻止しました。「人民日報」もアサドを支持する文章を発表しました。中共のこれらの動きをどう見るべきでしょうか?本日のマイクロニュースです。

 
NTD評論家 趙培
 
7月17日「人民日報」は「鐘声」との署名つき文章で、「外部の介入でシリア政権を転覆を図るべきではない」とし、米国と西側諸国のシリアへの介入を非難しました。「人民日報」の署名文章はみな当局の声を代弁しているのです。「鐘声」の署名も実は国際問題に対する署名です。今回の「鐘声」の文章は張召忠将軍の臭い口に勝ちました。西側の介入がなくても、ダマスカスの市民はアサド独裁政権を放棄し始めているのです。
  
シリア自由軍は7月16日、声明を発表し、「ダマスカス火山爆発、シリア地震」行動計画を宣言。つまり 自由軍はシリアの各地の安全保障機構に攻撃を発動し、シリア国内のアサド支持派の軍事目標と安全検査所を包囲し、アサドの軍人と安全保障人員を消滅するということです。
  
シリアの内戦が正式に勃発したことになります。7月17日「人民日報」が署名つき文章を発表した。この日、あるシリア将軍と上佐4人がトルコに亡命しました。7月18日 シリアの国家安全保障本部が爆破され、国防相と副国防相が死亡しました。同日 アサドの護衛軍も首都を制御できなくなりました。重武器を持っていない軍人らが首都ダマスカスに攻め入ったのです。ダマスカスの市民が自由軍の側に立ち、アサドは民心を失ったのです。
 
 この襲撃はダマスカスで連鎖反応を起こし、シリア軍の将軍2人がトルコに脱出し、亡命した将軍は20人に上ります。シリア自由軍によると、アサド大統領府付近でも政府軍兵士500人が離反。未確認情報によると、政府軍の装甲車部隊の指揮官が投降し、自由軍は装甲車を獲得したそうです。情報によると、アサドの化学武器がすでに倉庫から取り出され、護衛隊と第4旅のために防毒マスクを用意しているそうです。ダマスカスではデマが飛び交い、アサドが逃亡を計画していて、妻はすでにロシアに行ったそうです。
 
 「人民日報」がアサドを支持するのは中共とアサドが盟友だからではなく、中共は同様な崩壊危機を恐れているのです。リビアとシリアは中共と中国人の論戦の焦点となっています。中共上層部はリビアのカダフィ独裁政権の崩壊をNATOの介入が原因だと非難しましたが、庶民はカダフィの独裁暴政が崩壊を招いたと見ています。もし シリアのアサド政権がNATO介入のない状況下で崩壊したら、中共が暴政を維持する自信は壊滅的な打撃を受けることになり、中共の逃亡計画も正式に発動するでしょう。
 
本日のマイクロニュースはここまで
 
(翻訳/坂本  映像編集/工)

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