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中国メディアが予告した漁船1000隻の行方は

2012年09月18日

 【新唐人2012年9月18日付ニュース】近日、中国の政府系メディアは福建省や浙江省などから漁船1000隻が尖閣諸島に向けて出航したと報道し、島の主権を主張しました。一方、日本のNHKは18日昼、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行している中国の漁業監視船1隻を確認したと報道。我々は福建省や浙江省の漁民に取材を行いました。報道をご覧ください。

 
中国の政府系メディア・新華社は、“3ヵ月半の東シナ海の休漁期間が終了し、16日午後、浙江省象山石浦港では漁獲作業開始の儀式を行い、その後中国漁政船の引導の下、2000隻の大馬力漁船が出航。福建省などの漁船も合わせるとおよそ1万隻の漁船が早くて17日昼には尖閣諸島の海域に到着すると報じました。
 
記者
「そちらの漁民が釣魚島に漁獲に行くと聞きましたが」
 
福建省連江苔菉鎮北茭村 村委員会
「そんなことはないですよ。外部がでたらめを言っています。そんなことはありません。我々はみな法を守る漁民です」
 
浙江省象山県石浦鎮 漁民
「ここ石浦では釣魚島には基本的に行きません。遠すぎます。石浦鎮政府からもそんな動員はなかったです。もし政府が動員したら、行く人もいるかもしれませんが、今の時期にはなお更行けません。何かあったら困りますから」
 
報道によると、毎年尖閣諸島の海域に出航する浙江省、福建省の漁船は1000隻あまりだそうです。中国農業部漁業局は尖閣諸島海域を含む東シナ海で中国漁船の安全を確保するため、漁業監視船による巡航を常態化すると発表しました。
 
浙江省象山県石浦鎮 漁民
「ニュースでは漁政船を派遣して、保護すると言っていますが、彼らはこのように人々を騙しているのです。保護って聞こえはいいけど、もし規定違反の漁獲の場合はいつもこのように騙しています。我々は中国の海域で漁獲していますから、保護も必要ありませんが」
 
中国各地で発生した反日デモでは、暴徒化したデモ隊が日本車を破壊し、日本製品の販売店などを襲撃しましたが、現場では警察による制止はなかったそうです。あるネットユーザーはミニブログでこう嘆いています。“政府の醜さは極まりないところまで来ている。強制立ち退きから今では民衆の財産略奪まで容認している。しかも、先頭に立っているのは人民の警察官ではないか。この国でまじめに暮らす庶民には安心感が全くない”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 


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