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江沢民の政治干渉は終わったのか?

2012年11月21日

 【新唐人2012年11月21日付ニュース】中共の7人の常務委員発表後、江沢民の影響力が話題となりました。海外の中国語メディアが先日江沢民が十八大後冷遇され、江の動向は中国メディアで封鎖されると報じました。文昭さんの分析を聞いてみましょう。

 
司会者
こんにちは。
海外メディアのサイトが近日江沢民が十八大以降姿を消すことになると報じました。江が北京を離れる際見送りには誰も現れず、メディアにも今後 江の動向については報道してはならないとの通知が届いたそうです。どう見るべきでしょうか。
 
評論家 文昭さん
中国政治を研究するには常識化した認識が必要です。表面的な現象からある驚きの結論を出してはいけないと思います。中共新指導部の発足後は毎回それ相応の人事手配がなされ、新指導部を十分にアピールし、新指導者の幹部や群衆の中でのいわゆる威信を樹立し、一定時間を使って新指導部の集団としての権威を培います。この期間中、前の指導者と長老たちはおとなしていなければなりません。これは組織的な配置であり、慣例であり。新指導者より注目を集めてはなりません。
 
しかし、長老たちがこれで永遠に姿を見せなくなり、政治に干渉しなくなるということではありません。江沢民の動向を報じないように知らせを出したというのはあり得ます。江沢民が一旦顔を出すと、「皇太后の執政」を連想し、新指導部の威信樹立に不利だからです。朱鎔基のほうがアカが抜けているので、朱に長老を代表してもらいます。しかし、観察してみると、新指導部発足後、江沢民に特別な動きがないだけでなく、他の長老や前期の政治局常務委員らも特別な動きは見せていません。江沢民の政治干渉にはみな反感を持っているので、見送りに誰も行かなかったことやメディアの報道禁止などの情報から、江沢民がはずされたと思うのは理解はできますが、客観的事実に基づく必要があります。十八大で江沢民がひな壇の常務委員の2番目だったのに、その1週間後にはずされるでしょうか。問題を甘く見すぎています。江沢民が生きている限り政治への干渉は続きます。
 
 
(翻訳/坂本 映像編集/工)

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