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全世界中国舞踊コンテスト―本物の中国文化がよみがえる

2010年06月28日

【新唐人2010年6月29日付ニュース】「全世界中国舞踊コンテスト」。本物の中国古典舞踊をよみがえらせ、若い踊り手にも世界の舞台に立つチャンスを提供しようと、新唐人テレビ局は2007年から開催しています。今年で4回目となるコンテストには、世界十数の国や地域から数百名がニューヨークに集結。中国舞踊の世界大会としては、ほかに例がなく、唯一のものとなっています。

流れるような動きに生き生きとしたまなざし。そのなめらかな動作の中で、中国舞踊の美を表現します。
 
2007年から始まった「全世界中国舞踊コンテスト」も今年で4回目。中国古典舞踊の本物の真・善・美を再びよみがえらせることを目指します。
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 陳永佳
「コンテストを観た欧米人は中国古典舞踊を再認識します。以前の大陸の古典舞踊と全くい、我々は『純善』を求めます。観客もこれが真の中国伝統文化だと感じたようです」
 
はるか5000年の歴史を誇る中国。表現するテーマには事欠きません。
 
颯爽とした木蘭(※)、月へと飛び立つ嫦娥、文武両道の韓信、劉邦と戦った項羽…これらおなじみの人物が、あますところなく表現されます。
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 陳永佳
「ある人物を表現する場合、教科書どおりには行きません。教科書では、動作や体、表情を訓練できますが、人物を体現する場合はさらなる努力が必要です。つまり、二段階あるのです。教科書どおりとは限らず、本人の修養が必要でしょう。優れた踊り手かどうか、その人の修養と関係します」
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 任鳳舞
「ご存知のように、中国舞踊は外も内も大切です。つまり、心で表現したものと外見がぶれてはいけません。これは踊り手にとって難しいです。ある人物を表現する場合、その人物の心境や中国の伝統文化も学ぶ必要があり、例えば、仙女を表現して観客に観て頂く場合、その外見をまず学びます。また、稽古を重ねながら、研究もします」
 
中国の伝統文化の交わりの場でもあるコンテスト。そこには、かけがえのない出会いも待っています。
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 任鳳舞
「とても嬉しいです。選考委員の立場から言えば、毎年レベルアップしており、内容にも磨きがかかっています。本コンテストを通じ、より多くの新人を発掘できるので、本当に嬉しく思います」
 
陳永佳(ちん えいか)さんは、中央民族大学の舞踊学科出身で、初回のコンテストで金賞を獲得。一方、6歳から新体操を始めた任鳳舞(にん ほうぶ)さんも、初回コンテストの女子の部で優勝。輝かしい成績を持つ2人は、今、審査委員を務めます。全世界中国舞踊コンテストについて、2人とも「中国文化の奥深さを気付かせてくれた」と評価しました。
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 陳永佳
「私はコンテストを通じ、古典舞踊を再発見しました。以前の私は現代舞踊が多かった気がします。でもコンテストを通じ、古き良き中国文化や伝統的な身のこなしから、真の文化を発掘し、深く理解しました。心のあり方が変わりました」
 
全世界中国舞踊コンテスト審査委員 任鳳舞
「私は初回コンテストに参加しました。ここまで今年でもう第4回ですね。中国舞踊は実に広くて奥深いです。表現する中身や意味は博大です。だから、より多くの方にこの世界の舞台で表現して頂きたいです」
 
すでに幕を開けた第4回「全世界中国舞踊コンテスト」。決勝は9月12日に、ニューヨークで行われる予定です。中国舞踊に自信のある方は、ぜひご参加下さい。
 
新唐人記者がお送りしました。
 
※木蘭:老病の父に代わり、男装して軍に参加。異民族を相手に各地を転戦し、自軍を勝利に導いて帰郷した。「孝行」を体現した女性である。
 

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