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「北朝鮮の政治犯収容所拡大」アムネスティ

2013年12月07日

【新唐人2013年12月7日付ニュース】強制労働収容所は共産主義国家だけに存在する政治的異見者を拘束する施設です。国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は5日、最新調査報告書を発表し、北朝鮮の政治犯収容所が拡大を続けていることを明らかにしました。

 

衛星写真に写っているのは咸鏡北道・化成(ハムギョンブクド・ファソン)にある「16号管理所」。面積は560平方キロメートルで、韓国のソウルの広さに相当します。

 

アムネスティによると、衛星写真から、ここ2年間で建物が新たに建てられ、囚人たちが農業や採掘などをしいられていることが明らかになりました。

 

アムネスティ・インターナショナル東アジア研究員 Rajiv Narayan

「政府を批判した人は政治収容所に入れられます。これは系統的で深刻な人権侵害です」

 

1980年代に「16号管理所」で勤務していた男性によると、収容所では囚人たちが生きている限り、侮辱し虐待を続けるそうです。また、囚人に穴を堀らせ、それから看守がハンマーで首を叩き、穴に落して殺すこともあったそうです。

 

アムネスティ・インターナショナル東アジア研究員 Rajiv Narayan

「収容所の環境は劣悪で、彼らは強制労働を強いられ、毎日大部分の時間は働くのです。危険が伴い、いつでも死亡する可能性があり、女性は強姦されたり、殺されたりしています」

 

1980年から9年間「15号管理所」に監禁されていた金永順(キム よんすん)さんは、脱走を試みた囚人2人が、公開処刑されるのを目撃したと証言しています。

 

アムネスティによると、2011年時点で、16号管理所には2万人、15号管理所には5万人が収監されていたそうです。

 

アムネスティは国連の北朝鮮人権問題に対する調査委員会に収容所の証拠を提出していますが、北朝鮮は収容所の存在を否定し、協力を拒んでいます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/06/atext1018659.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

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