【新唐人2014年04月19日】韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故で救助されたダンウォン高校の教頭が山の中で首を吊って死亡しているのが発見され、衝撃を与えています。教頭は救助された後に「私だけが救助された」と話し、事故への責任を感じていたそうです。
17日午後10時ごろから姿が見えなくなった鞍山市ダンウォン高校の教頭、カン・ミンギュさんが、18日午前4時頃、遺体となって山の中で発見されました。財布の中から、遺書が発見されました。
韓国進道警察局 イ・スンフン主任
「今日(金曜日)16時5分にパトロール中の警察によって体育館裏にある山の中腹で、松の木にベルトで首を吊った状態で発見されました」
教頭の財布からは便せんに書かれた遺書が発見されました。遺書には「200人の生死が分からないのに一人で生きるのはつらい。全ての責任を負わせてほしい。私が修学旅行を進めた。遺体は焼いて沈没した地域にまいてほしい。遺体が見つからない子供らと共にあの世で先生をしようか」と書かれていました。
韓国の検察と警察からなる合同捜査本部は19日未明、セウォル号の船長と三等航海士、操舵手(そうだしゅ)を業務上過失致死傷などの容疑でそれぞれ逮捕しました。
海洋警察庁は18日、セウォル号の搭乗者を475人から476人に、救助者数は179人から174人に変更しました。19日現在、死亡者は33人。行方不明者は269人となっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/18/atext1103925.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/田)