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旅客船沈没の韓国 悲しみと反省

2014年04月21日

【新唐人2014年04月21日】韓国旅客船「セウォル号」の沈没から21日で6日目となります。捜索作業は続いており、新たな遺体が収容され、死者は64人、行方不明者は238人となっています。うち216人は、修学旅行中だった壇園高校の生徒と教員です。深い悲しみに包まれている行方不明者家族と韓国輿論からは、社会体制とモラルに対する反省の声が聞かれました。

 

壇園高校の生徒325人と教員14人は「セウォル号」で済州島に向かう途中、事故に遭いました。救助されたのは生徒75人と教員3人の計78人。216人の生死は依然として不明のままです。壇園高校の行方不明者数は全体の89%を占めます。

 

記者

「京畿道安山市壇園高校に来ています。「セウォル号」の乗客のほとんどがこの学校の2年生と教師です。学校は現在休校になっていますが、多くの家族や教師、生徒、メディアが中で情報を待っています」

 

天候などの影響もあり、捜索活動は難航しています。一縷の希望を持って学校で待機している行方不明者家族は心身ともに疲れ果てています。活力に溢れていた教室には誰もいません。教室のドアには無事を祈るメモが貼られています。

 

韓国は社会全体が深い悲しみに包まれています。乗客を残して真っ先に船から脱出して救助された「セウォル号」の船長には非難が殺到しています。また、取り返しのつかない大惨事を招いた運営会社のずさんな管理体制にもスポットがあたりました。

 

事故は生後、船長と乗員らは乗客への救助措置を取らず真っ先に脱出して全員救助されました。危機対応マニュアルを無視しただけでなく、10日ごとに行うべき海上安全訓練も履行していなかったそうです。さらには、事故発生時、航海士資格のない男性助手が操舵していたといいます。

 

タイタニック並みの大惨事となった今回の事故を受け、韓国社会について反省の声が聞かれました。社会安全システムの欠如とモラルの腐敗堕落が浮き彫りになったのでは、とネット上では言われています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/20/atext1104333.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/吉原)

 

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