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労働教養所の闇を暴くSOSの手紙

2014年05月03日

【新唐人2014年5月3日】中国の労働教養所から助けを求めるSOSの手紙は絶えません。アメリカ国土安全保障省の官僚によると、2012年末にも同様の報告を受けていました。

 

2012年10月、オレゴン州の住民ジュリー・キースさんは、スーパーで購入したハロウィングッズからSOSの手紙を発見しました。

 

CNNニュースより

つたない英語でこう書かれています。「この商品を買われた方は手紙を人権団体に渡してください」。中共に迫害されている。数千人が永遠にあなたに感謝します。

 

アメリカCNNテレビは、1年後、手紙を書いた人物を見つけました。彼は法輪功を修煉したため、労働教養院に入れられ、拷問と非人道的な待遇を受けていました。

 

手紙を書いた人物はまだ大陸におり、しかも法輪功に対する当局の迫害は続いています。本人に危害が及ばぬよう、我々は手紙を書いた人物に連絡を取りませんでした。一方、ある中国系アメリカ人が中国の刑務所の過酷な実態を暴露しました。

 

李祥春さん

「まさに奴隷です。過酷な労働を強要されます」

 

李祥春さんは医学博士で法輪功学習者です。2003年、中国に行った際、不法に逮捕されたあと、3年の懲役刑を下され、江蘇省の南京刑務所に入れられました。

 

李祥春さん

「時には朝5~6時に起こされ、夜10時まで働かされました。よく深夜2時まで残業しました」

 

肉体の限界を超える労働は、多くの悲劇を生みました。

 

李祥春さん

「とても悲惨な状況です。自傷行為をする人もいました。わざとベッドから落ちて骨を折る等。骨折後は労働がやや楽なエリアに移されますから、悲惨極まりありません」

 

李さんは医学博士でありながら、スリッパなどの生産に従事させられていました。

 

李祥春さん

「シンプソンズスリッパ、カレンダー、クリスマスライト、靴、クリスマスツリーなど、手のかかる物ほど被収容者にやらせます」

 

真善忍を信じていた李さんは自傷行為をしなかったものの、やはりつらい日々だったと振り返ります。

 

李祥春さん

「被収容者への支給は毎月8元、当時だと1ドルです。歯磨き粉などを買いました」

 

李さんによると、中国の刑務所は複雑な下請け構造によって、海外への輸出品が過酷な労働で生産されていることを隠しており、欧米の調査を難しくさせています。このような商品は、今でも絶えず、アメリカなどの国に輸出されています。

 

李祥春さん

「絶対まだ続いています。条件が整っている状況下で、当局はやめません。共産党は統治する限り、迫害を続け私服を肥やすでしょう」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/02/a1107001.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

 

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