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2010年一番のニュース――世界を震撼させたWL

2011年01月04日

 【新唐人日本2011年1月4日付ニュース】2010年、世界を驚愕させたニュースといえば、ウィキリークスでした。史上最大規模の機密文書の暴露により、世界の政治や外交の裏側が明かされました。そこでウィキリークスは今、各国政府の目の敵になっています。ネットメディアという新たな分野を切り開いたものの、同時に報道の自由と国の安全とのバランスをどうとるのかという疑問も投げかけました。

 
設立から4年のウィキリークス。2010年、米軍のイラク民間人へのヘリ攻撃やアフガン駐在の米軍の闇などを明かしたことで、一気に注目を集めます。
 
機密文書の流出は、戦地にいる米軍兵士などを深刻な危険にさらします
 
そして世界を驚愕させたのが11月末、ウィキリークスが公表した25万件のアメリカの公電です。各国首脳に対する、遠慮ないアメリカ外交官の批判も含まれており、アメリカは外交の危機に直面。アメリカの対テロ活動の内幕やアメリカの重要施設のリストもあったため、国の安全保障にも関わります。
 
ウィキリークスの創始者、アサンジ氏は、かつて“エコノミスト”の“ニュー・メディア賞”および、“アムネスティ・インターナショナル”の“国際メディア賞”に選ばれたことがあります。しかしその後、アサンジ氏は、性暴力で指名手配され、年末にようやく保釈されました。アサンジ氏は、これは政治的策略だと訴えます。
 
アサンジ氏は、自分は依然として自身の理想に忠実であり、この状況下でも動揺しない、なぜならこれらの資料が真実・正確だからだと強気です。
 
事件後、国の安全と報道の自由のバランスが争論の的になったものの、ウィキリークスの影響力は誰も疑う余地がありません。
 
アサンジ氏はまた、2011年は、UFO関連のニュースやアメリカの大手銀行の不正行為を明かすと発言。アメリカの銀行の株価は翌日、3%以上下落しました。
 
ウィキリークスは当初、アメリカに狙いを定めたものの、機密文書の暴露につれて、独裁国家への衝撃がより強くなりました。例えば、中国の指導者によるグーグル攻撃指示などです。
 
ウィキリークスへの評価はまだ時間が必要ですが、はっきりいえるのは、ネットによる情報暴露は、新興メディアとなり、主流メディアへ挑戦する道筋を切り開いたことです。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

 

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