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新たに明かされた中国第二のハッカー部隊

2014年06月13日

【新唐人2014年6月13日】アメリカのネットセキュリティー企業、クラウドストライク(CrowdStrike)は9日、「パター・パンダ(Putter Panda)」という中国軍のハッカー集団の存在を明かしました。

 

クラウドストライク社は中国軍のハッカー集団を発見し、パター・パンダと名づけたと報告書で述べました。このハッカー集団は、上海の第61486部隊に属していると考えられています。

 

このパター・パンダは少なくとも2007年から、アメリカやヨーロッパの防衛・航空宇宙産業をターゲットにしていました。

 

クラウドストライク社は調査の過程で、このハッカー集団がとりわけヨーロッパの航空会社、宇宙産業企業と日本およびヨーロッパの電気通信に強い関心を寄せていることに気づきました。

 

ハッカー集団は巧妙な手段で痕跡を隠蔽していましたが、メンバーのうかつな行為によって、その存在が確認されました。

 

クラウドストライク社の調査員は、クイップチェン(cypp.chen)というコードネームのハッカーを追跡し、彼のGoogle(グーグル)のウェブアルバムを発見しました。中には個人の写真だけでなく、宿舎や執務室、および勤務先のビルの写真もありました。しかも彼の執務室にあった帽子は、アメリカ司法省に起訴された第61398部隊のハッカーの帽子にそっくりでした。

 

ニューヨークタイムズは10日、この報告書の内容の一部は完全に実証できると伝えました。現任および前任のアメリカ政府官僚の取材によると、アメリカ国家安全保障局(NSA)および協力組織は、そのハッカー集団は第61486部隊に属すると認定したそうです。現在、アメリカは中国の20以上のハッカー集団を追跡中ですが、そのうち半分以上は中国軍に属します。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/11/atext1115497.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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