【新唐人日本2011年1月15日付ニュース】韓国メディアが本日報道したところによると、中国軍は最近、北朝鮮北東部の経済特区、羅先(ラソン)特別市に進駐し始めた。これは1994年12月、板門店の軍事停戦委員会から撤退後、中国軍にとって、17年ぶりとなる朝鮮半島への進駐といえる。
韓国の最大紙“朝鮮日報”は15日、一面のトップ記事で、中国軍が北朝鮮の羅先特別市に進駐したと報道。
報道は、韓国大統領府の幕僚の話を引用。中国は自身が投資した羅先特別市の拡張工事を保護するため、北朝鮮に小規模の軍隊を送る件を交渉したという。
進駐する中国軍の規模はまだ不明なものの、北朝鮮有事の際、中国軍の介入の可能性がこれまで指摘されてきたことから、この中国軍の羅先特別市への進駐は特別な意味を持つと専門家は指摘。
北朝鮮はこれまで“自主”“主体”を掲げて、韓国に対し、駐韓米軍の撤退を強硬に求めてきた。今回、北朝鮮が中国軍に進駐させることとなれば、実に大きな矛盾といえる。
中朝国境沿いで中国軍を見たという目撃者の声が絶えない。中国在住の北朝鮮関係者によると、昨年12月15日の深夜、50台余りの中国軍の装甲車と戦車が三合から豆満江(トマンコウ)を渡り北朝鮮の会寧市に入ったそうだ。当時三合の住民は、装甲車の巨大な騒音に目を覚ましたという。会寧市と羅先特別市は直線距離で50キロしかない。
同時に、中国の丹東市でも中国軍がジープで北朝鮮の
新義州に入っていくのを目撃された。
”朝鮮日報”はさらに、韓国外交通商省の国際安全保障大使の南柱洪の話として、中国軍は今回の羅先特別市への進駐をきっかけに、一旦有事が起これば、自国民を守るという名目で、大量の軍を朝鮮半島に送るだろうと報道した。
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