【新唐人2014年8月10日】香港政府は住宅価格の抑制策を相次いで繰り出していますが、価格は高騰を続け、最新の住宅価格指数は過去最高に達しました。特に、新築の豪邸はアジア最高価格を記録しています。これは、中共の反腐敗キャンペーンを受けて、大陸から資金が流入したためだと、専門家は分析します。
香港の住宅価格が高騰を続けています。住宅価格指数が過去最高を記録したばかりか、中古住宅価格の指標となる中原城市領先指数・CCLも124ポイントで最高記録を塗り替えました。特に、豪邸には驚くほどの高値がついています。香港の美しい夜景を一望できるビクトリア・ピークの新築マンションは、最も高い部屋だと8191億香港ドル、日本円で10兆7822億円に達します。これは住宅価格としては、アジアで一番高値だと見られます。
住宅価格の高騰は、大陸からの資金流入が主な原因だと専門家は分析します。
香港城市大学 李鉅威副教授
「大陸の資金が主因でしょう。外国人は香港でマンションを買ったりしません」
記者
「大陸の反腐敗キャンペーンと関係すると?」
香港城市大学 李鉅威副教授
「恐らくそうでしょう。調査される前に資金を移しておこう、そういう心理だと思います」
ホットマネーの流入に抵抗するためか、香港の中央銀行に相当する香港金融管理局は7月から、24回、しめて750億香港ドルを投入し、市場介入を行っています。一方専門家も、ホットマネーの流入で豪邸の価格が上昇し、中原城市領先指数が過去最高に達したと分析しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/10/a1129368.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)