【新唐人2014年8月24日】先日、浙江省麗水市で50年ぶりの洪水が発生しました。20日、地元政府はダムの放水を行いましたが、事前に通知しなかったため、子供を含めて、犠牲者が大勢出ています。21日、市民は賠償を求めて、政府に抗議しました。
21日午後、麗水市の被災者は、巨大な横断幕を掲げて、地元政府に抗議しました。横断幕には「人民の命と財産を無視して放水した。責任を取れ!」、「これは山崩れでも津波でもなく、政府による人災だ」などとあります。
22日午後、被災者が取材に答えてくれました。
麗水市被災者 朱さん
「抗議者は大勢います。写真で見ると数千人はいますね。21日夜10時半でも人だらけで、道が塞がっています。警官も大勢います」
政府は事前に放水を通知しなかったそうです。
麗水市 トラック業者経営者
「被災は深刻です。私の損害も200万元以上です」
麗水市被災者 朱さん
「放水は通知されていません。朝6時に放水して、午後4時過ぎ、全市が水浸しになってから、通知して役に立ちますか?西湖16個分の水を1度に流したそうです。近くの村は損失が1億元に上りました。車1000台が水浸しになり、子供6人が流されました。写真もあります」
朱さんの家は断水や停電が2日以上、続いたあと、22日午後5時過ぎ、ようやく電気が復旧しましたが、その間、政府による救援はまったくありませんでした。
あるネットユーザーは「天災か、それとも人災か?誰がそんな権力を付与した? 誰が下した命令だ?」と書き込みをしています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/23/a1132552.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)