中国で再び「毒カプセル」摘発される
【新唐人2014年9月4日】浙江省寧波市で「毒カプセル」の生産拠点が摘発されました。今年2月から7月まで、9000万粒の毒カプセルを生産・出荷していました。容疑者の故郷は有名な「カプセルの里」で、おととしすでに、「毒カプセル事件」が起きています。
大陸メディアは2日、当局の情報として、毒カプセルを違法に生産・販売した容疑で11人が逮捕されたと報道しました。
寧波市寧海県公安局
「それは事実ですが、電話取材は受けません」
毒カプセルは、廃棄された革製品から抽出した工業用ゼラチンを使っています。革製品を粉砕し、ゼラチンを抽出してから、成型したあと包装します。
広州市医薬研究員 郝さん
「こんな事件が起きたのはまず政府の管理不足です。もちろん毒カプセルを生産ラインに乗せる企業にも問題があります。中国の市場経済には秩序もルールもありません」
検査の結果、押収されたカプセルと原料からは、基準を超える重金属のクロムが検出され、最高で基準の65倍に達しました。クロムは、毒性が極めて強く、肝臓・腎臓などの臓器やDNAを傷つけるほか、発がん性も指摘されています。
広州市医薬研究員 郝さん
「事件は政府の怠慢が原因の1つでしょう。共産党は監督すべきことを怠り、監督すべきでないことを取り締まります」
容疑者の故郷、紹興(しょうこう)市新昌(しんしょう)県ではカプセルの生産量が年間1000億粒に達しますが、おととしすでに「毒カプセル」騒動を起こしていました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/03/a1135458.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)