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中国系ドイツ人 スパイ容疑で起訴

2011年02月01日
中国系ドイツ人 スパイ容疑で起訴

【新唐人日本2011年2月1日付ニュース】半年余りの調査の結果、ドイツ検察は31日、54歳の中国系ドイツ人のジョン(Dr. John Z.)容疑者を中国側に秘密情報を流した罪で起訴したと発表。

 
“大紀元”の報道によると、被告は医師で、2006年から2010年まで、法輪功のメールを中国の情報組織に送信。遅くとも2008年9月から、定期的に中国の情報組織に法輪功の活動に関するメールを送っていた。昨年、ドイツ当局が被告の情報漏えいを疑い始めると、被告は中国側との協力をやめたという。
 
このほか、ドイツの進歩的な週刊誌"デア・シューピゲル“の去年6月付けの報道によると、ジョン被告は2005年、帰国して危篤の父を見舞うため、ベルリン駐在の中国領事館でビザを申請。被告は長年法輪功を煉功していたため、領事館職員は被告を単独で呼び出し、法輪功について話したが、その際、中国の専門家に会うことを勧められたという。
 
2006年3月、ある女性と自称上海大学・中医学術代表の男性2人が被告と対面。ドイツ側の調査によると、この中国人男性2人の内1人は610弁公室(訳注、法輪功弾圧のため特別に設立された組織で、一切の法律憲法の制約を受けない)のトップで、副大臣クラスだった。この後、双方は連絡を取り合い、被告は定期的に電子メールを書いて送信。2年後、被告はドイツと欧州の法輪功学習者のメールを大量に、中国のあるメールボックスに送り始める。2009年、被告はまた別のメールボックスを申請し、中国側と本人で共用したそうだ。
 
ドイツ検察のスパイの起訴事実を被告は否認。自分と連絡を取っていた2人が中国の情報機関職員だったとは知らなかったと釈明した。中国に送った情報はどれも公開されたもので、中国側と話したのも、中国政府に法輪功迫害をやめてもらうためだったと語った。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

 

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