【新唐人2014年10月21日】中国共産党の重要会議、中国共産党第18期中央委員会第四回全体会議が20日、開幕しました。初めて「法による統治」がテーマになりましたが、特に注目されているのが失脚してから処分が保留になっている前政治局常務委員の周永康(しゅう えいこう)の処置です。死刑になるだろうとの情報もあります。
北京で開かれているこの会議は初めて「法による統治」をテーマに掲げましたが、大陸メディアは今も「党の建設」という会議の大枠に触れているため、矛盾しています。
中央警察大学公共安全学科 董立文副教授
「党の建設と法治は矛盾します。最も根本的な問題は党と法、どちらが上かです。党が法の上にある状態が続けば、法治など机上の空論です」
法律で一党独裁を制御しないと、真の司法改革は夢のまた夢だと学者は考えています。またこの会議で習近平が周永康に死刑、あるいは執行猶予付きの死刑を下すという情報も聞かれます。
中央警察大学公共安全学科 董立文副教授
「執行猶予付きの死刑でも、十分重い処罰です。当局は周永康の処置を発表していませんが、まだ内部で討論しているのでしょう」
周永康の配下、李東生(り とうせい)などはすでに、党籍を奪われ免職になりましたが、この会議でその処分が追認されると見られます。そのほか、香港の雨傘運動について話し合われるかどうかも注目されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/20/a1147539.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/尹)