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中国西北大学でクリスマス行事禁止

2014年12月26日

 

【新唐人2014年12月26日】クリスマスは西洋の伝統的な祝日ですが、インターネットの発展に伴い、中国でも近年若者たちがクリスマスを祝うことが多くなりました。しかし今年、陝西省の西北大学ではクリスマス行事が禁止され、24日の夜、学生たちはプロパガンダ映画の鑑賞を強要されました。

 

あるネットユーザーの24日の書き込みによると、西安にある西北大学のキャンパス内には「中華のすぐれた息子、娘になれ。低俗な西洋の祭日に反対」、「西洋文化の広がりを阻止せよ」などのスローガンがあちらこちらに掲げられました。

 

ネットユーザーによると、24日夜、大学側は学生たちにいわゆる「中華伝統文化」のプロパガンダ映画の鑑賞を強要しました。学生が途中で出て行かないように、教員が入り口で見張っていたそうです。

 

このことは物議を醸しています。

 

河北省人民ラジオ局元編集 朱欣欣さん

「この背後にあるのは当局の長年の宣伝です。つまり西側文化が中国に脅威を与えるとの考えです。中共が日に日に弱り、自信がなくなった現れです。実際は学生の反発心理を強めるだけです」

 

クリスマス行事を禁止しているのは西北大学だけではありません。情報によると、浙江省温州市教育部門は先日禁止令を出し、小中学校でのクリスマス行事を禁止しました。また、湖南省では大学生数十人が中国の伝統的な漢服姿で、「クリスマスをボイコット」などと書いた横断幕を掲げ、商店街をデモ行進しました。

 

河北省人民ラジオ局元編集 朱欣欣さん

「中共は世界に対する見方を変えません。西洋文化を排斥していますが、マルクス・レーニン主義も西洋のものでは?」

 

河北省人民ラジオ局の元編集者、朱欣欣(しゅきんきん)さんは、学生の権利を尊重しないこれらの手法はでたらめなだけでなく、教育にも背いていると非難しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/25/a1163975.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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