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香港メディア 薄熙来周永康の政変計画の細部明かす

2015年01月15日

 

【新唐人2015年1月15日】香港の「フェニックス週刊」は13日、中共政治局の元常務委員周永康と、元重慶市トップ薄熙来が企てていた政変の細部の一部について報じました。ただ、政変の具体的な内容をメディアに漏らしたのは誰なのか。政変を企てていたグループのトップは、本当に周永康だったのかなど、疑惑が残ります。報道をご覧ください。

 

周永康が司法機関に移送される際、中共は彼が「厳重な規律違反」、「秘密漏洩」などの6つの罪を犯したと発表しました。

 

香港のフェニックス週刊最新号は、この6つの罪の細部について報道しました。中でも、薄熙来との政変計画をトップで伝えました。

 

報道によると、周永康と薄熙来はかつて秘密会談を行った際、鄧小平の改革開放を完全に否定し、極左路線の再起を強く望んでいました。意気投合した2人は、「大々的に行う」決心をします。周永康は北京に戻ると、「薄熙来を利用して大事をなすことができる」と同僚に告げたそうです。

 

「縦覧中国」 陳奎德編集長 

「『フェニックス週刊』は周知の通り、中共の意見を代弁しています。薄と周が政治同盟を結んでいて、薄熙来の審判の時のように、政治問題を避けることはないということを今回初めて はっきり伝えました。国内外世論の反応を見るためでしょう」

 

周永康事件は単なる汚職腐敗の問題ではありません。大陸メディアは先日、周永康の罪は、最高だと死刑になる可能性があり、最低でも無期懲役になると伝えました。

 

フェニックス週刊はまた、周永康は外国情報機関のトップとも秘密裏に接触しており、彼らに中共の秘密を漏らしていたと伝えました。

 

中共の不文律に従えば、政治局常務委員は68歳で引退しなければなりません。2012年の時点で69歳だった周永康は本来ならば、中共第18回全国代表会議の後には引退すべきでしたが、彼は徒党を組み、留任を試みました。さらには「ある勢力」の後ろ盾になるために、全人代委員長の座を狙っていました。

 

政治局常務委員の退任を68歳に決めたのは、江沢民が政敵を取り除くためでした。では、なぜ周永康は自分がこの慣例を破ることができると確信していたのでしょうか。

 

「縦覧中国」 陳奎德編集長

「目標達成のための強い政治的力が周永康にあったとは思いません。彼は『紅二代』でもなければ、才能が優れているわけでもありません。当然もっと強い勢力が彼の後ろにいます。誰かが彼を支えていたのでしょう」

 

フェニックス週刊のこの報道はその真偽がまだ証明されていません。また、周永康の後ろ盾が誰なのかについても触れていません。

 

周永康事件以降、外国メディアは、江沢民は周永康を切り離そうとしているもののうまくいかず、かえって習近平の反腐敗運動の台風の目になりつつあると伝えています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/14/a1168859.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

 

 

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