【新唐人2015年02月17日】本日は台湾出身で長年、日本で内科医師として活躍している、周東寬さんをご紹介します。周さんは医者として患者を診るだけでなく、芸術の才能にも富み、その情熱を治療の理念に溶け込ませています。
病院のロビーには、書道や賞に輝いた絵画の作品が飾られています。いずれも病院長、周東寬さんの作品です。台湾出身の周さんは祖父の代から3代にわたる医者で、13歳の時、一家全員で日本に移り住みました。医学部を卒業したあと、埼玉県で開業し、30年来、地元で3つの病院を経営しています。
周東寬医師
「医者として、患者には薬だけに頼らないで、健やかに生きる提案もしています」
呼吸器内科が専門の周先生は、日本人が長生きなのは、予防医学が成熟し、衛生習慣も優れているからだと考えます。それに基づいて、健康に関する本をすでに数十冊も出しました。
周東寬医師
「朝起きてすぐつばを飲んではいけません。歯磨きとうがいが先です。起きた直後のつばには細菌が多く、発がん物質さえあるからです」
高齢化は医学の分野でも重要なテーマです。周さんは、高齢の患者が老化を遅らせられるよう、積極的に人と関わり、体を動かすことを提案します。病院にある広いジムは、社交の場にもなっています。
周東寬医師
「日本人の平均寿命が長いのは自分なりの生き方を持つからです。本を読み、文章を書き、歌を歌い、踊ります。子供との接触も刺激となり、幸せを感じさせます」
芸術への情熱は、周先生の医療理念に現れています。オリジナルの演歌療法だけでなく、健康カラオケバスツアーも毎年開催しています。周さんの願いは何よりも、高齢の患者が芸術で心身を癒やし、いくつになっても喜びを感じられることです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/15/a1177506.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)