【新唐人2015年02月25日】中国の中央テレビが旧正月の大みそかに放送する目玉番組、「春晩(チュンワン)」は今年、フェイスブックやツイッター、ユーチューブなどでも放送されましたが、史上最低の視聴率にとどまりました。
先日、今年の春晩の視聴率が発表されました。中国全土の189のテレビチャンネルおよびユーチューブなどで放送されましたが、視聴率は28・37%にとどまり、再び史上最低を更新しました。視聴者も初めて7億人を切りました。
大陸メディアによると、2008年に番組の視聴率が発表されて以来、一番高かったのが2010年の38・26%で、去年の視聴率は30・98%と過去10年で最低でしたが、今回はさらに低い数字となりました。上海市民の汪建華(おう けんか)さんは、くだらないから見ないと酷評しました。
上海市民 汪建華さん
「春晩などくだらないから見ません。共産党が庶民をだます内容で、レベルも低く、めちゃくちゃです」
北京の人権派弁護士 李和平さん
「2005年にテレビを処分しました。テレビ番組は質が低すぎます。ウソ、大げさ、空虚で見ていられません。私の友人も大勢テレビを処分しました」
大陸のコラムニスト、朱欣欣(しゅ きんきん)さんは、発表される視聴率は正確ではないと考えています。真剣に番組を見る人などほとんどおらず、特に今年の番組では、弱者を醜く描いていたので、罵声を浴びたそうです。
大陸のコラムニスト 朱欣欣さん
「春晚は長年こうです。社会全体の問題を無視して、コントなどで共産党をよき党に見せかけます。春晚は皆の失笑を誘う『盛大な宴』です」
2月20日、大陸のネットユーザーは、「春晚は有毒、 1万人の署名」という活動を始めました。番組のスタッフ、監督、および関連機関は中国の視聴者に公の場で謝罪し、放送をやめるべきだとしています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/23/a1179490.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)