【新唐人2015年03月23日】イギリスの通信社「ロイター」は3月20日、英語と中国語のサイトが中国でアクセスできなくなったと伝えました。詳しい原因について、中国当局に書面で質問していますが、回答はないそうです。
ロイターは声明文の中で、「ロイターは公正かつ正確なニュースを世界に伝えるよう尽力している。中国に関する報道は我々の顧客にとって極めて重要な事であり、中国での閲覧が一刻も早く回復することを望む」とコメントしています。
当局にとって不都合な報道をする外国メディアに対しては、中共はそのサイトを遮断する手段を繰り返してきました。イギリスのBBC中国語サイトは、中共は最近海外メディアのサイトへの封鎖を強化していると伝えました。また、ニュースの検閲に反対するサイト「 Greatfire」(グレートファイア)も19日、「検閲を試みる政府から攻撃を受けた」と伝えました。
米ヤフー 中国大陸から完全撤退へ
かつて中共当局の反体制派人士への抑圧に協力したアメリカのインターネットサービス大手ヤフー(Yahoo)が、3月19日、中国大陸からの完全撤退を発表しました。中国での最後の拠点だった北京の研究開発センターの閉鎖に伴い、およそ350人が退職することになります。
ヤフーの従業員は、中国最後の拠点が閉鎖となったのは、中国での業務がなくなったからだと示しました。
1999年に中国に進出したヤフーは、かつては中国で2番目の電子メールサービス大手となりました。しかし、中共当局に反体制派の個人情報を提供したことで、湖南省の「当代商報」の記者、師濤(しとう)さんや北京のネット作家、王小寧(おうしょうねい)さんなど、複数の反体制派人士が懲役10年などの判決を受けました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/21/a1186111.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)