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原発事故 日本食品に世界が懸念

2011年03月17日
原発事故 日本食品に世界が懸念

【新唐人日本2011年3月18日付ニュース】福島原発の危機の高まりに連れて、海外では日本の食品に対する懸念が強まっている。放射能汚染を警戒しているのだ。

 
これまでにインド、シンガポール、香港、タイなどのアジアの国が、日本から輸入された食品の放射能汚染の恐れに対し、懸念を示している。EUも、加盟国に対し、15日から検査項目を増やすことを書簡で伝えた。
 
国連食糧農業機関(FAO)および国際原子力機関(IAEA)は、これまでのところ、日本の食品が放射能で汚染されたとの証明はないと発言。ただし、もし日本政府が食品検査を実施し、そのデータを提供するのならば、協力は惜しまないとも述べた。しかし、いまのところ、日本政府からはそのような申し出はない。放射能汚染の程度についても、まだ確認中である。
 
放射能汚染は食物連鎖の過程をたどる。動植物は栄養を吸収するのと同時に、放射性物質も体内に摂取する。短期的には、放射性物質はおそらく大気を通じて動植物の体内に入る。長期的には、水を通じて土壌に入り、植物に吸収される。放射性物質を吸収した動植物は、放射性物質を放出し続ける。その時間と強さは、吸収した放射性物質の種類で決まる。ただし、すでに収穫された穀物がたとえ汚染されても、水で洗えば、放射性物質を減らすか除くことができる。

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