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原発汚染の影響数十年続くか

2011年03月21日
原発汚染の影響数十年続くか

【新唐人日本2011年3月22日付ニュース】(中央通信社、パリより)フランスの原子力安全局(Nuclear Safety Authority)は21日、地震で被害を受けた福島原発が地元にもたらす放射能汚染は、おそらく「数十年」続くだろうと発言した。

 
仏・原子力安全局のラコスト局長は記者会見で、原発が放出している放射能物質は目下、顕著で持続的であると指摘した。「日本はこれから長期的な善後策に直面する。将来数十年にわたり対応しなければいけない」
 
今回の放射能汚染は、2つに分かれるとも指摘。1つは原子炉の圧力を下げるために、故意に放射性粒子を含む蒸気と気体を放出したため。もう1つは、いまだに部位が確定できていない放射能漏れ。
 
このほか、原発周囲の地面に堆積した放射性粒子は、顕著であるとも述べている。「日本政府はまだ、この堆積範囲の地図を作製しておらず、公表もしていない。汚染地域が20キロをはるかに超えてもおかしくはない」。」20キロとは、政府が避難勧告を出した地域に相当する。
「もし天気を考慮に入れれば、汚染地域はおそらくこの範囲を超えて、100キロほどに達するだろう」

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