【新唐人2015年04月23日】ここ数年、中国では教師が生徒を殴る事件や、逆に生徒が教師を殴る事件が多発しています。先日、教師と生徒が殴り合う動画がインターネットに投稿され、物議を醸しました。このような現象の背後には一体、何があるのでしょうか?
4月18日、中国のある学校の男性教師と女子生徒が教室で激しく殴り合う動画がインターネットに投稿されました。女子生徒はわめきながら男性教師に殴りかかり、最後、数名の男子生徒に引き離されました。
この動画は物議を醸しました。教師を尊敬するのは中国の伝統のはずですが、なぜ、このような事態が起きているのでしょうか。
フリーライター 朱欣欣さん
「今小学校の高学年の児童が教師を殴り、ののしっています。双方に原因があると思いますが、まず子供は一人っ子政策で、甘やかされており、最低限の礼儀も知りません」
北京市の市民、張淑鳳(ちょう しゅくほう)さんによると、高校3年生の娘、張楠(ちょう なん)さんは担任の教師にわざと点数を引き下げられ、奨学金をもらえなかったため、教師を告発したところ、報復にあったそうです。
北京市民 張淑鳳さん
「担任は娘を無視するようクラスの全員に指示しました。それから夜、娘の寮に行かせ、リンチさせました。その子たちに学校の外で待つと言われ、娘は怖くて出られません」
フリーライター 朱欣欣さん
「今 教師のモラルと教育そのものの質が低下し、社会全体が利益を追求しています。多くの教師は仕事への情熱というより、生活のためなので、衝突も起こりやすいのです」
学校は子供に教えを授け、彼らを育む所です。しかし、中共統治下の中国では、教師と生徒の衝突が多発しているだけでなく、校内での性的スキャンダルなども絶えません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/19/a1191817.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)