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新「土地改革」? 戸籍改革はただのペテン

2015年06月29日

【新唐人2015年06月29日】6月5日、中共の改革推進グループは会議を開き、戸籍制度改革を行うと述べました。中共メディアは この政策で、農村戸籍が都市戸籍と同じになると宣伝しましたが、地方に関する戸籍改革を見ると、かつての「土地改革運動」のようです。

 

「土地改革」は若者にとってはすでに古臭い名詞ですが、これは中共の殺人史において、重要な政治運動の1つです。同時に行われたのが反革命分子の鎮圧です。1952年、中共は240万人の「反革命分子」を消滅したと述べましたが、民間の推計では、2つの政治運動で少なくとも500万人が殺されたと言われます。

 

中共は「土地改革」で地主を殺したのは、地主から財産、特に土地を奪うためでした。現在中共が共有制で有する土地は、こうして略奪されたのです。同時に中共は戸籍制度により、農民に農村戸籍を押しつけ、人民公社に縛りつけ、完全な「農奴」にしました。農民の子供が都市に行くには、大学か工場、軍隊に入るしかない。これぞ「農奴」です。大飢饉の頃でさえ、農業税を払わねばならず、紹介状がなければ村を出られません。

 

改革開放の後、農民は土地を“請け負い”ましたが、農奴が小作人に昇級したに過ぎません。中共は全国の労働者と物資を利用し、北京や上海など大都市を「台頭」させた一方、出稼ぎ農民は廉価な労働力にされました。彼らにはまったく保障がありません。戸籍はいわば搾取手段でした。

 

改革開放から30年、中共は都市の土地を売り尽くし、都市住民の貯蓄はすべて不動産に変わりました。すると中共は農民に目をつけ、「戸籍改革」を打ち出します。農民の最後の財産である土地、集団で所有する土地を奪おうとしました。新たな「戸籍改革」はそれらの土地の処理を明言していませんが、中共は奪い取るつもりなのです。

 

戸籍改革前なら、都市の出稼ぎから戻った農民は村に家を建て、ニワトリを飼い、作物を育て、自給自足の生活が送れました。戸籍改革後は最後の土地の売却金と、わずかな収入しかない都市の貧困層と成り果てます。中共の手段は買戻しではなく、ペテンなのです。

 

すると、この「戸籍改革」はこう呼ぶべきではないでしょうか。「小都市化運動」です。この改革は真の平等ではありません。北京、上海などの大都市の戸籍は欲しくても手に入りません。戸籍の等級制度は相変わらずです。大都市と小都市の戸籍は違いますよ。農民は農村から町へ追いやられ、最後の土地さえ奪われるだけです。

 

これはかつての土地改革より、手が込んでいますが本質は同じです。お分かりのように、中共の匪賊の本性は変わっておらず、新しい名で洗脳しただけです。『九評共産党』の言葉どおり、中共の洗脳術は「赤裸々」から「緻密化」に向かっています。

本日のマイクロニュースはここまで。

http://www.ntdtv.com./xtr/gb/2015/06/11/a1202822.html(中国語) 

(翻訳/赤平 映像編集/李)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

 

 

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