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【禁聞】血液センター 高給の背後に不正行為か?

2015年07月16日

【新唐人2015年07月16日】深セン市の衛生・計画生育委員会が発表した2015年度予算によると、15部門のうち、平均年収のトップは深セン市血液センターの35万7000元、日本円で約700万円でした。この「超高額報酬」の背後には、知られざる秘密があるはずだと言われています。

 

『2015年深セン市衛生・計画生育委員会部門予算』によると、15部門のうち、年収が最も高かったのは深セン血液センターの35万7000元で、日本円だと約700万円です。2位と3位は深セン市医学情報センターと深セン市疾病予防コントロールセンターで、年収はそれぞれ26万3000元と26万2000元でした。最も年収の低い部門でも10万5000元を超えていました。

 

地元紙の「広州(こうしゅう)日報」がこの情報を報道すると、たちまち物議を醸しました。ポータルサイト、「網易(ワンイー)」への投稿は1日で11万件を超え、「超高額報酬」の背景を疑う声であふれました。

 

中国農民エイズ組織 発起人・朱龍偉さん

「この年収はまともではありません。無償の献血を患者に高額で売っていると疑われています。内情は血液管理センターの人しか知りません。献血した人はその血液がどこへ運ばれ、どこで使われるのか、他の地域に高額で売られるのか、まったく分かりません」

 

東南大学法学院教授 張讃寧氏

「血液センターがこれほど高給なのはおかしいです。独占企業ではなく、公益部門ですから。中国では献血は無償と定められています。献血した血液を転売しない限り、高給を払えません。国の予算だけなら。これほどの高給は無理です。恐らく不正が行われているので、人々の怒りを買っているのです」

 

江蘇(こうそ)省南京(なんきん)市のネットユーザーは、「年収3万の市民が献血し、年収30万の者たちが転売している」と批判しました。血液センターを「白衣を着た吸血鬼」にたとえる声もあります。

 

ある北京のネットユーザーは、幾度も献血して献血カードを持っていましたが、自分の母親がガンで輸血が必要な時、病院から献血カードがあっても意味はないと言われました。

 

中国農民エイズ組織 発起人・朱龍偉さん

「献血を5回、または5回以上した場合、家族が輸血を必要としたら、血液バンクの血液を無料で使えるという決まりがあります。しかし血液センターの不正で無料では使えません。すべて高値で、売られているのです!血液は高いうえに買えるとは限りません」

 

このほか、深セン市疾病予防コントロールセンターの高い給与にも疑問の声が上がっています。

 

中国農民エイズ組織 発起人・朱龍偉さん

「コントロールセンターは伝染病の予防部門なので、国の予算から給与が払われます。さほど高給ではないはずです。無料のワクチンや伝染病予防の予算が、流用されている恐れがあります。さらに無料の薬品が転売された恐れもあります」

 

中国農民エイズ組織の発起人・朱龍偉(しゅ りゅうい)さんによると、本来、献血の血液で作られた血液製品は、患者に安く提供されるべきなのに、実際は、高値で転売されているため、患者は正規のルートで買えなくなっています。つまり、血液センターや疾病予防コントロールセンターは密売業者と結託し、暴利を得ていると見られます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。   


(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

 

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