【新唐人2015年08月16日ニュース】
天津の爆発で、台湾人ビジネスマンとその家族が被災地から避難しました。最大被害額が58億円に達した台湾企業もあるとみられます。
現地メディアが掲載した写真では、爆発の中心部は大きなクレーター状の様相を呈し、周辺は焦げたコンテナや車などが散乱しています。台湾のある物流会社は爆発中心部から500メートルしか離れておらず、工場内の8000個以上のコンテナが燃やされ、現状復帰には最短でも半年はかかるようです。
台湾企業協会の事務局長 仇俊侯(きゅう・しゅんこう)氏
「被害金額ははっきりと言えませんが、39〜58億円はあるでしょう。爆発の原因について政府側の回答もないので、被害賠償の申し込みもできない状況です。被災地の近くにいる人はできるだけ避難しています。避難する人数は30人まではいませんが、20人以上はいると思います」
現在被災地からもすでに数千人が避難しました。爆発現場に現れた700トンの青酸(せいさん)ナトリウムの汚染問題については当局側からは今のところまだ説明がありません。
一方、台湾の大手電子メーカー、デルタ・エレクトロニクス(Delta Electronics)の発表では、天津にある工場は爆発現場と1.5キロしか離れていませんが、工場の自動車用パーツの生産ラインは既にタイに移されたため、現在工場は稼働しておらず、スタッフには怪我もなく、会社運営にも影響はないということです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/08/14/a1217433.html (中国語)
(翻訳/王、金丸 ナレーター/村上 映像編集/李)