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山東省の化学工場で爆発事故発生

2015年09月03日

【新唐人2015年09月03日ニュース】

8月31日深夜、山東(さんとう)省の化学工場で大きな爆発が起こりました。その影響は付近の工場6か所に及び、4キロ離れた民家のガラス窓も衝撃で割れました。この爆発で有害物質のベンゼンが漏れ出しています。政府メディアは死者5人と伝えましたが、工場職員の話では十数人は死亡しているとのことです。

 

8月31日午後11時25分頃、山東省東営(とうえい)市の化学工場にあるベンゼンタンクが爆発し火災が発生。約5時間後に鎮火したと伝えられています。

 

化学工場職員 李さん

「建物は全部平らになってしまい、工場敷地内には瓦礫が散乱しています。衝撃波でガラスが飛び散り、工場で当直していた6人が大怪我し、病院へ運ばれました。4キロ離れた宿舎の窓ガラスも割れました。死者が5人と報道されていましたが、十数人死んだと言う人もいます。現在情報は封鎖され工場には近づけません」

 

現地環境保護部門は、大気は異常なく、安定していると発表したが、信憑性を疑う声もありました。工場職員の話によると、開発中の化学工業区には10軒の工場が入る予定ですが、まだ5、6軒の工場ができたばかりで、現在職員全員が避難しているそうです。

 

李さん

「新工場の試運転中で準備や調整していたところで爆発した。原材料は毒性のあるベンゼンです。近くで長くいると喉が痛くなります。ここ2日ほど大雨が続いたので、煙はもう立ち上がってこなくなったが、工場周辺の人達は皆避難しました」

 

天津の大爆発発生後、10日以内に山東省の二つの化学工場で爆発し、火災が発生しました。ほかにも8月22日に同省シ博(しはく)市の化学製品工場で「試験操業」期間に爆発が発生し、少なくとも1人が死亡、9人が負傷したと伝えられています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

                     

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/09/02/a1221273.html(中国語) 

(翻訳/赤平 ナレーター/大口 映像編集/尹)

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