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習の訪米直前の中国軍の挑発行為は誰の仕業か?

2015年09月26日
習の訪米直前の中国軍の挑発行為は誰の仕業か?

【新唐人2015年09月26日ニュース】

9月24日、中国国家主席の習近平氏は、夫人と共にシアトル入りしてアメリカへの正式訪問を開始した。習近平へのインタビューを発表したばかりの『ウォール・ストリート・ジャーナル』が中国軍の挑発行為に関する記事を発表した。同記事によると、9月15日に中国の山東半島から東約130キロの黄海上空で中国軍のJH7戦闘機2機がアメリカの電子偵察機RC135に異常接近し、同機の前方を危険な形で横切り、両機の距離が約150メートルだったという。

 

『ウォール・ストリート・ジャーナル』の報道によると、米軍偵察機のパイロットは中国軍機が非常に危険な形で自分の鼻先をかすめて通過したと話した。その後、米軍太平洋軍司令部は、中国側の危険な行動がアメリカ偵察機及びパイロットに事故をもたらしかねないと声明を発表した。アメリカの国防総省は調査を開始したが、スポークスマンのCmdr.Bill Urban氏は、米中間に空中で互いに交差することはよくあることで、ほとんどは安全な形で行っており、今回の事件が例外的な事件であるとコメントした。中国外交部のスポークスマンの洪磊氏は、事実を把握していないと対応した。アメリカ国内では、共和党がすでに中国側の意図とオバマ政府の対応への非難を開始した。

 

今回の事件は、去年9月中旬に習近平がインドを訪問し、ナレンドラ・モディ首相と会談する一時間前に、中国軍はカシミールの実効支配線を越えてインド側に侵入した事件とよく似ている。会談の冒頭に、ナレンドラ・モディ首相が中国軍に引き上げてもらうよう、習に要求し、習は同意した。インドを訪問する前に、両国のマスコミがこの会談は両国関係の突破口であると評価し、大きな期待を寄せていた。『フォーブス』が、これについて評論を発表した。同事件について、評論家は、全く中国側の行動は理解できないとする。アメリカのマスコミの分析によると、「中国側の失礼な行動は明らかにわざとやったことだ、問題は、目的が何なのか?今回の事件で習近平はほしいものをすべて失い、モディも同じで、中国・インド間の友好に反対する者はいったい誰なのか?」という。さらに、『フォーブス』は、習近平が政権を握ってから反腐敗キャンペーンを行い、数十名の知事レベルの高官を含め、数千名の党幹部を失脚させたことから、その反対者は中国内部上層部にいるようだとコメントした。

 

インド訪問から帰ってきた直後、習近平は軍に対して演説を行い、「指揮命令系統の統一や党指導部の決定の完全な履行」を強く訴えた。また、習陣営の二人の将軍、張又侠と劉源を抜擢し、中央軍事委員会副主席と軍隊紀律委員会主席に任命した。

 

インド侵入事件に鑑みて、今回の異常接近事件も習近平陣営の行いではなく、失脚に直面している江沢民陣営の仕業だと海外のマスコミは分析している。オバマ政府は、それをよくわかっているようで、控えめな論調で対応していた。そのため、共和党からの非難を招いてしまった。習近平とオバマの間にある程度、暗黙の了解があり、双方ともこの事件の影響を最小限に抑えようとしていることは、今回のアメリカ政府の対応から伺うことができる。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/09/24/a1225754.html 中国語

(翻訳者/張揚)

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