【新唐人2015年10月05日付ニュース】
今年3月に破産保護申請を提出したアメリカの軍事学校ニューヨーク・ミリタリー・アカデミー(New York Military Academy)が現地時間の9月30日、中国資本の団体に買収された。この団体は、学校の運営を継続する考えを示している。
香港メディアによると、今回買収されたニューヨーク・ミリタリー・アカデミーは、ニューヨーク州コーンウォール・オン・ハドソンにある126年の歴史を持つ私立の寄宿学校である。多くの卒業生を輩出しているが、近年では生徒募集が困難となり、2015年3月、政府に破産保護申請を提出した。
学校側は、今年入学した新入生の為に、運営継続を保証していたが、実現できなかった。今年9月の始業はできず、破産競売が始まった。
最終入札していたのは、2人の中国人バイヤーだった。最終的に、NPO団体自然保育研究センター(The Research Center on Natural Conservation)が1600万ドルで落札した。
この団体は、中国で有名な不動産物件情報サイトの捜房網(ソウファンネット)の創業者・莫天全(モウ・チアンクアン)会長と莫氏の妻が共同設立し、先日、ニューヨークにある古い大邸宅を購入している。
同団体は、軍事学校を買収後も学校の正常な運営を保証する考えを示しているが、多くの学生はすでに転校しており、生徒数を確保するために、学校は中国人学生を採るのではないかと予想している。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/10/01/a1227076.html (中国語)
(翻訳/赤平)
米国軍事学校,買収