【新唐人2015年12月17日】深刻な大気汚染が続く中国。北京等の地区で、初めて最高レベルの「赤色警報」を発令した。その中で、カナダのあるビジネスマンがカナダの空気販売事業を始めた。「当初は冗談半分で起業したが、まさかの大好評で、中国人が爆買いした」と話した。
カナダのメディアによると、「Vitality Air」という会社は、カナダ当地の空気を商品化し、世界中に販売しているという。
「世界の空気汚染が深刻になっていくなか、カナダの新鮮な空気を商品にして、世界中のニーズに応えて、人にカナダの空気を『体験』させたい。」とVitality Airの創立者Troy Paquett氏とMoses Lam氏が話した。
最初は、ビニール袋で簡単なラッピングをして、eBayで0.99カナダドルで発売した。意外と客からの評判が良かったので、空気パックから空気缶に変え、大規模に売り始めた。価格は15~46米ドルだ。
その後、2度目の出荷は、オークションまでとなった。最終は168ドルで落札した。
Troy Paquett氏は、中国人に好評された理由はやはり空気汚染が酷いからだという。「あそこの空気があまりにも悪いので、人々は今新鮮な空気を欲しがっている」と話した。
空気も商売になれると、信じがたい話で、Troy Paquett本人も不思議に思っているそうだ。「これは本当にクレジーな夢で、我々は思ってもいなかった」と話した。
最近中国の空気問題で、同社への注文数が一気に上がった。Vitality Air社は、中国で分社を置くことも考えているという。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/15/a1241669.html (中国語)
(翻訳/顧)