【新唐人2016年1月2日ニュース】
年明け前日も習近平国家主席の「トラ退治」は手を緩めることはありませんでした。昨年末、中紀委(中国共産党中央規律検査委員会)は環境保護部の元副部長、張力軍(ちょう りきぐん)が党籍除名と公職追放という2つの処分「双開(シュアン・カイ)」を受け、司法機関に移送されたことを発表しました。同時に、張の愛人と言われる李暁梅(り ぎょうばい)も取り調べを受けています。
中国環境保護領域の「大トラ」と呼ばれる張力軍に対する調査は昨年7月末から始められていました。
張は2008年から2013年の在任期間、職権を利用し配下や親族の為に利益を貪り、十八大後も続いていたと報告されています。
また長期にわたり大気汚染抑制を担当していたにもかかわらず自動車汚染を汚染抑制総量に組込まず、測定基準に適合しない企業を野放しにしていました。
張は、昨年1月末に環境保護部長を免職された周生賢(しゅう せいけん)と多くのかかわりがありました。
周生賢は周永康(しゅう えいこう)ファミリーと関係があっただけでなく、江沢民(こう たくみん)の妹、江沢慧(こう たくけい)の親友であると自称していました。
情報筋によると、李暁梅は周永康の関連ビジネスを利用し、蒋潔敏(しょう けつびん)の協力を得て利益を得ていました。
中国メディアは李について、周永康の愛人の中で最も謎に包まれた人物の一人であると伝えています。
李は2013年8月に身柄を拘束され、最近 関連案件で司法手続きが始められています。
元政治局常任委員 兼、政法委員会書記である周永康はすでに無期懲役を言い渡されており、腐敗で摘発された共産党の最高幹部です。
周は法輪功迫害および法輪功学習者からの臓器奪取により暴利を得ていたことで外界に知られています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/31/a1244638.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/藤坂 映像編集/李)