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映画「十年」 驚くべき香港の未来予測

2016年01月26日
【新唐人2016年1月26日】
 
敏感なテーマを多く含む自主映画「十年」は、2025年の香港未来像を予測し、現実と驚く程一致すると評判になっています。上映から1か月で300万香港ドルの興行収入を記録し「スター・ウォーズ」のそれに匹敵します。。
 
機関紙『環球時報(かんきゅうじほう)』が22日、「十年」を批判する社説を出しましたが、毎回、チケットは完売しました。大学生の秦さんは、「涙が流れっぱなしでした。とても共感します」と語りました。
 
香港の大学生 秦さん
「『香港が混乱すればするほど良い』という当局の役人のセリフは、まさに今の梁振英氏がやりたいこと。香港の大学生が『独立』分子として扱われ、批判され、書店関連者が強制連行され、『一国二制度』が壊されている。とても共感を喚起させられました」
 
『環球時報』の社説について、信憑性のない批判は逆に映画の宣伝になると、評論家は述べます。
 
香港の評論家 黎則奮さん
「『環球時報』は極左、すべての事物は極左視点から解説している。禁止されたら、もっと多くの人々は見たくなる。絶対そうです」
 
大学生の秦さんは、「映画の映す未来は重いけど、けして絶望じゃありません」と言います。
 
香港の大学生 秦さん
「『我々はできるかどうかじゃなく、やるべきかどうかを判断する』は主人公のセリフです。私たちは民主主義、人権の価値のために戦い、これこそ、やるべきことです。絶望する必要がありません」
 
五つの短編で構成された映画「十年」は、若い監督によって制作され、昨年最も重要な香港映画との評価を得ています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160123/video/164622.html(中国語)
(翻訳/Ann ナレーター/萩野 映像編集/李)
 
注:「基本法23条」は、国家安全条例制定等をもとめる法律。

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