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『環球時報』総編集長が公的資金不正使用で処分

2016年02月02日

【新唐人2016年2月3日付ニュース】
 

中国メディアは当局の機関紙『人民日報』傘下の『環球時報』が、「公的資金を使ってのポーランド不正旅行」をしたとして、中央規律検査委員会から総編集長である胡錫進(こ ししん)が警告処分されたと報じました。

 

また、中央規律検査委員会のウェブサイトによると、胡氏と副総編集長に対し、同委員会に書面での報告を命じ、新聞財務部に旅行費用計6417.9元(約118,089円)を返済させました。

 

『環球時報』は、2012年5月の記事で、「中国は腐敗に適度な寛容さがあるべき」と示唆したことがあり、総編集長らが処罰されたニュースに、多くのネットユーザーは、胡錫進は口では美徳を言い、裏で汚いことばかりすると書き込んでいます。

 

北京の民主主義者田国璋氏(てん こくしょう)
「胡錫進は政府の手先で、評判が悪くて、相手を陥れるのが常です。手先ならボスの意向を伺わないといけない、今回は読み違いではないでしょうか」

 

2013年6月に、『環球時報』とドイツの財団共同主催の第4回「中独メディアフォーラム」に出席した胡錫進はその滞在費用を、公的資金から流用した事で処分を受けました。


  上海民主運動者汪建華氏(わん けんか)
「1千元とか2千元とか何千元の公的資金で旅行することは多いです。全部は禁止されているわけではない。権力闘争に巻き込まれたのでしょう。公的資金の旅行は大したことではない、ただの警告かもしれません」

 

今年、56歳の胡錫進は、軍事学校を卒業後、『人民日報』社に入社し、1996年の副総編集長を経て2005年総編集長に就任。ペンネーム「単仁平(たん にんへい)」として『環球時報』で政府の広報を務めていました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/01/29/a1249900.html (中国語)

(翻訳/小松 ナレーター/萩野 映像編集/李)

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