【新唐人2016年2月4日付ニュース】
米国の大統領選挙の開幕戦とも言える党内の候補者選びの初戦が行われました。党内候補はどう選出されるのか、アイオワ州の予備選挙はなぜ重要なのか、記者の李大宇(り だいう)さんに説明してもらいましょう。
米国の党内初選挙は、主に2つの方法があります。一つは「党員集会」で、もう一つは「直接投票」です。
アイオワ州の予備選挙の方法は、「党員集会」です。有権者は、学校や図書館など全州の1681の会場に行き、数時間、会議に出席してから、投票になります。
両党のシステムは、多少異なります。共和党の有権者は、各候補者の代表の発言を聞いてから無記名投票を行い、アイオワ州の共和党本部で各会場の投票データを集め、最終結果を発表します。
民主党有権者の場合は、会議での支持状況を明確にするため、より複雑です。会場は区切られ、支持する候補者のエリアに立たなければならず、決めかねている場合は、未定エリアに立ちます。候補者は参加者の15%の支持を得られない場合、選挙資格を失い、支持者と支持を決めかねている人は、ほかの候補者の説得を受け、分けられていきます。最終的には、アイオワ州の民主党本部で、各会場のデータを集め、結果を発表します。
「党員集会」と比べ、「直接投票」の方法は簡単で、一般の選挙と似ています。米国の両党の初選挙は、主にこの2つの方法が採用されます。各州はこの2つの中のいずれかを選択します。
1972年以来、アイオワ州は米国大統領選挙の出発点となりました。しかし、アイオワ州の予備選挙に勝ち、最終的に大統領になったのは、過去44年間、ジミー・カーター、ジョージ・ブッシュとバラク・オバマの3人だけです。
アイオワ州の予備選挙が注目されるのは、ここで勝利を得た人は良いスタートを切ることができ、勢いをつけられるからです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/02/a1250365.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/佐藤 映像編集/李)