【新唐人2016年07月29日】
香港のメディアは、少なくとも1人の北朝鮮の少年が香港にある韓国総領事館に駆け込み、亡命を求めたと報道しました。本件に関する韓国外務省の発表はまだありません。
韓国外務省は28日、メディアの報道について否定も肯定もせず、韓国政府が脱北者の身の安全を重視していることを理解してほしいと述べ、具体的な状況については明らかにしませんでした。
香港のメディアによれば、数学オリンピックに出場するため2週間前に香港を訪れた少なくとも1人の脱北者が香港の韓国総領事館へ駆け込み、亡命を申請したとのことです。脱北者は18歳の少年で、軍関係者の家庭出身だといいます。
韓国総領事館ではその後、私服警官を増員して領事館の敷地内外や通路に配置するなど、警備を強化しているとのことです。
近年、北朝鮮から国外に亡命する脱北者のニュースが頻繁に伝わっています。しかし、北朝鮮当局は国内にいる亡命者の家族に報復措置を取っているため、韓国政府は類似のケースが発生した場合、事件の詳細はあまり明らかにしません。
今回のケースは、中国に返還された香港で初めて脱北者が外国領事館に亡命を求めたものです。韓国政府は調査の末、この脱北者の政治亡命を認めるかを決定します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/28/a1278377.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)