【新唐人2011年7月25日付ニュース】最近中国では地下鉄のエレベーター事故が絶えません。これに対し専門家は、エレベーター業界が中国で急速に発展する一方、安全面での管理が追いついていないと分析しました。
中国当局によると、2010年末まで出、中国のエレベーターの総数は162万8千台に上り、毎年20%ほどのスピードで急速に増えています。天津大学の万健如教授は、エレベーターの急速な発展に、安全面の管理が追いついていないと分析しました。
天津大学電気・自動化工程学院 万健如教授:「製造、取り付け、保守点検、管理と
関係がありますが、保守点検の問題が多いです。北京の地下鉄は明らかに保守点検が不足しています。事故はみな地下鉄で起こっています。保守点検がおろそかなためです。安い会社に委託するのは、節約のためです」
中国のエレベーターメーカーは世界の半分を占めます。多くは規模が小さく価格で勝負しようとし、できるだけコストを削ります。
天津大学電気・自動化工程学院 万健如教授:「中国には400以上あります、多すぎるようです。今、レベルの底上げが必要です。価格競争は避けるべきです。職員の質を上げること、彼らの待遇をよくすること、安全管理と職員の管理を強めるべきです」
最近中国では、7月10日、広東省深圳の地下鉄にあるエレベーターで事故が発生し多くの乗客が怪我をしたほか、7月7日、上海では10人あまりを乗せたエレベーターが突如、4階から一番下の階まで墜落。同じ日、南京(なんきん)の地下鉄でも4人がエレベーターに閉じ込められたほか、北京の地下鉄でも事故が起こり、1人が死亡、30人が負傷しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
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