【新唐人日本2011年8月5日付ニュース】中国鉄道省の公式サイトの8月1日の発表によると、開通から1ヶ月、北京―上海間の高速鉄道の乗車率が107%に達しました。この情報は中国のネット上で瞬く間に広がり、集中砲火に遭いました。
温州の追突事故により、庶民や世論の批判の的になったにもかかわらず、鉄道省のほらを吹く癖は治らないようです。今回また乗車率107%の“奇跡”を創りました。
ネットユーザーらは疑問を投げかけます。“乗車率ばかりこだわって、また死人を出したいのか?”
中国の乗車率はどのように算出されたのか、ネットユーザーが変わりに分析してくれました。
“鉄道省の計算方法によれば、乗車率イコール座席数。例えば座席1つに停車駅が10の場合。各駅で乗客が入れ替わると、乗車率はつまり、1000%。”
事故車両の乗車率はこのように計算されます。“車両3両が衝突して一両になると、乗車率は300%”。
こんな嘆きも多く見られました。“とにかく飾りたいわけだ。恥も知らず”、“所詮数字ゲームに過ぎない”。“上司が部下を騙し、部下が上司を騙す。全ての業界が騙し合いしている。”
しかし、現実は鉄道省の思い通りには行かないようです。“東方早報”によると、北京―上海間高速鉄道は連続故障の影響で乗車率が急激に下がり、1等席と2等席の乗車率は3割未満。ビジネス席はほぼゼロ。
また、“新京報”によると、鉄道省の負債額は2兆元に上るそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。