【新唐人2011年8月8日付ニュース】最近中国当局は、中国の都市人口の3分の1以上が中産階級となったほか、今年上半期、全国で住民の所得の伸びが消費者物価指数の伸びを上回ったと発表。これに専門家は首をかしげます。
中国社会科学院は3日、2009年、中国の都市人口の37%、2億3000万人が中産階級となったと言いますが、専門家は当局の言う「中産階級」の定義があいまいだと指摘。
経済評論家 ジェーソン氏:「この2億3千万のうち本当の給与の人はどれくらいか、家庭の収入はどれくらいか、真の生活レベルはどれくらいか、これが出されないと2億3千万には意義がありません」
当局の最新データによると、今年上半期、中国全土で住民の所得の伸びが消費者物価指数の伸びを上回ったそうです。これに対し、中国のネットでは、収入は伸びていないのに、物価だけが上がっているとの悲鳴であふれています。
経済評論家 ジェーソン氏:「当局は数字ゲームをしています。平均給与の伸びが、消費者物価指数の伸びを超えたと言っても、実際に超えているのは主に体制内部の人たちです。つまり公務員 公的機関 大学、さらに国有企業なども含みます」
当局によると、6月の消費者物価指数の伸びは6.4%。
経済評論家 ジェーソン氏:「消費者物価指数は通貨の実質を反映できるのか、これも問題です。消費者物価指数は6.4%にとどまるのか、庶民に聞いてみるべきです。彼らは去年9元だった豚肉が、今年は16元になったと答えるでしょう」
8月3日、中国の有名ブランドが食用油を5%値上げ。各コストが上昇する中、中国人にとって欠かせない食用油の価格の値上がりが続いています。
新唐人テレビがお伝えしました。
-中国中产阶层逾1-3-专家:不相信.html