【新唐人2011年9月17日付ニュース】6歳の子供が重い障害を負った父親を養うため、物乞いをする様子が中国の動画サイトに登場。人々は社会のありようについて自問し始めたようです。
この6歳の子供は王夢豪君、河南省出身です。父親は2年前交通事故で労働能力を失い、2ヶ月前、両親が離婚。社会保障を受けられず、父親の世話は王君の肩にかかっています。
王夢豪君 6歳:「鄭州に物乞いに来ました。ママは逃げてパパがあそこに」
「学校に行かないの?」
「行かない」
「6月1日は何の日か知っている?」
「知らない」
「肉は食べたくないの?」
「食べない、太っちゃだめだから、お金をもらえなくなる」
王君親子は、5平方メートルほどの借家に住んでいます。
「パパは事故で手術したんだ」
「物乞いは自分のため?パパのため?」
「パパと僕のため」
毎日、治安組織の目をかいくぐって、物乞いを続けています。
「毎日10元はもらえる」
「10元の使い道は?」
「食べ物」
動画がネットで流れると、政府と慈善団体に対する疑問の声が沸き起こりました。「どうすれば親子を助けられるのか。けれど当局や赤十字はどこへ行ったのか」
また、「本当に貧しい人は援助を受けられない。悪党たちのせいだ」との鋭い批判も。さらに腐敗官僚に対して「懐にためたお金を本当に必要な弱者に渡して」と訴える声もありました。
また、中国では「基金」「救援金」と名の付くものであふれかえっているものの、実際は個人の懐を肥やしているだけとの声もあります。
情報によると、王君の件が関心を集めると、近くの小学校の校長が王君を通学させるように援助したそうです。しかし、収入が一切ないため、王君の父親が病身を押して物乞いをし始めました。
これに対し「中国の官僚はお高く留まり、少しも気にかけない」とため息が漏れています。
新唐人テレビがお伝えしました。
-六龄童乞讨养父 郭美美们哪去了?- .html