【新唐人2011年10月11日付ニュース】上海の地下鉄で起こった追突事故に関し、10月6日、調査結果が発表されました。事故の原因は、規則に反して列車の運行を指示した職員のミスだと報告書は指摘しました。しかし専門家は、真の原因は明かされていないと非難します。
報告書によると、リスクを評価せず、有効な予防措置もとらない状況で、地下鉄が運行され、自動システムから手動制御システムに切り替えられました。そして列車運行の責任者と駅の職員が列車の位置を確認しないまま、発車を許可したことが事故を招いたと指摘。この責任者と運営会社の幹部、12人の免職処分が発表されました。
しかし専門家は、本当の責任を現場に押し付けただけだと述べます。
地下鉄元エンジニア 詹さん:「自動制御が故障した際、どんな状況であるいは誰が
ATPのない手動システムの運行を決めたのか、これが最大の責任です。最近 中国では事故が多発し、停電ですら問題が起きます。つまりこの制御システムはもろいのに、検査に通り開通しました。これも大きな責任です」
自動列車保護装置のない手動制御は、リスクが大きいと指摘します。
地下鉄元エンジニア 詹さん:「こんな危険は冒してはいけません。全線を運行停止すべきでした。手動で無理に運行するのは危険です。自動保護装置が働いていないので、人的ミスが事故につながります。人命をもてあそんではいけません」
さらに事故調査チームのメンバー15人のうち、ほとんどが素人でした。
地下鉄元エンジニア 詹さん:「調査チームの15人のメンバーのうち専門家はわずかに4人、残りは地下鉄に関し素人です。素人が調査を行い、上の指示通りの結果を公表しました。真の原因は 明かされはしません」
新唐人テレビがお伝えしました。
-沪铁9.27定惩处-专家指未深层追究.html