【新唐人2011年10月22日付ニュース】中国の温家宝首相は19日の国務会議で、中国社会の誠実と信用の欠如を指摘。商業詐欺や偽物、学術不正などが横行し、人民の不満を招いていると発言。誠実と信用の欠如は経済発展にも影響を与えています。評論家の意見を聞いて見ましょう。
司会者：「中国の誠実と信用の消失はすでに経済発展に影響しているのでしょうか」
評論家 趙培氏：「中国大陸は今 誠実と信用だけでなく、モラル全体が滑落しています。近日発生した佛山の2歳児ひき逃げ事件が一つの例です。温首相が言った“誠実と信用”は確かに大陸の経済に影響を与えています。温州企業の夜逃げがいい例ですが、数億の債務を残したまま逃げました。結局 これらの民間の融資は社会が負担することになります。もう一つの典型的な例が“毒ミルク”中国産ミルク市場全体を破壊し、輸入ミルクに市場を譲りました。中国当局のデータによると毎年企業の信用問題による、直接又は間接的な損失額は6000億元」
司会者：「国務会議では“信用調査”システムの建設が言及されましたが、その役割は？」
評論家 趙培氏：「この“信用調査”システム、民衆が目にできるのは信用記録。民衆は人民銀行で自分の信用報告を調べることができます。しかし中国では法律の関係で、このシステムが依然不完全です。法規を守るサラリーマンには有効ですが、信用が悪いと住宅や車のローンの申請に響くからです。しかし 商業詐欺や偽物製造などには役に立ちません。偽物を製造する人は最初から危険を冒しているので、信用記録なんて気にしません。共産党内部の政務信用建設は独立機関の監督を受けないため、結局 表面上で終わってしまいます。政府の信用調査は国民に投票権を与えて、監督してもらうべきです」
司会者：「ありがとうございました」
評論家 趙培氏：「ありがとうございました」
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/10/20/a605583.html.（中国語）
