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江蘇省でスクールバス横転 死者数に食い違い

2011年12月14日
 
【新唐人日本2011年12月15日付ニュース】中国江蘇省徐州市で12日夕方、定員オーバーのスクールバスが道路わきの川に落ちて横転する事故が発生。当局は15人死亡と伝えていますが、ネット上の情報によると50人が死亡。負傷者は市内の病院に搬送されました。
 
徐州市首羨鎮中心小学校のスクールバスが12日午後、人力三輪車をよけようとして、道路脇の川に転落し、横転。報道によると、現場では生徒7人の遺体が打ち上げられ、負傷者は市や県の病院に搬送され、保護者らも駆けつけました。警察当局は病院の外に警戒線を張り、一般人の出入りを禁止していたそうです。
 
一方、ネット上の情報によると、死亡者は50人。当局の15人死亡の発表に疑問を投げかけます。
 
地元住民 徐さん
「報道では15人死亡ですが、ネットでは50人死亡と言っています。政府系の報道は数字が違う時があり、状況は誰も断定はできませんが、今後子供の通学が心配です」
 
複数のメディアが、事故車両は当時71人を乗せていたと報道。一方、当局は52人乗りのバスに48人が乗っていたので、定員オーバーではないと発表。事情を知る地元住民によると、このバスは定員55人で、いつも100人以上乗せていたそうです。
 
ネットユーザー
「何人乗せられますか」
 
地元住民
「100人以上です」
 
ネットユーザー
「全員立つのですか、席はありますか」
 
バスの定員や死亡者数のいずれも、政府と民間では食い違いがあり、情報は錯綜しています。
 
新唐人評論家 趙培さん、「宣伝の角度から見て、死亡人数が多すぎます。官僚はあえて少なめに報告します。自分の官職に響くのを恐れるからです」
 
11月中旬、甘粛省では定員オーバーの通園バスが衝突事故を起し、園児21人が死亡。しかし数日後、中国外務省はヨーロッパに23台の豪華スクールバスを寄贈し、世論の不満を呼びました。保護者らは自国の生徒の安全を優先的に考えるべきだと訴えています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 

 

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