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「蒙牛に騙された」消費者激怒

2012年01月01日
 
【新唐人日本2012年1月2日付ニュース】中国国家品質監督検査検疫総局はこのほど、乳製品メーカー最大手、蒙牛乳業の製品から、発がん性物質を検出したと発表。一方、蒙牛乳業はオフィシャルサイトにて問題の牛乳は市場に流入しておらず、処分したと発表。しかしネット上には、問題の牛乳を購入したとの書き込みが現われました。
 
当局の24日の発表によると、蒙牛乳業や福建長富乳品のパック入リ牛乳から基準を大幅に超える発がん性物質、アフラトキシンM1が検出。
 
25日、福建長富乳品は問題の牛乳の流通を認め、すでに回収したと発表。
 
一方、蒙牛乳業の副総裁は、問題の製品はまだ販売していないと発表。問題の製品を生産した四川眉山工場では、製品に対しすでに廃棄処分したため、回収の必要はないと発表しました。
 
しかし、ネット上には10月生産の蒙牛牛乳を購入したとの書き込みが現われました。写真の牛乳パックにははっきりと生産日が印字されています。このユーザーはすでに半分以上飲んでいて、“蒙牛は全国人民を騙した”と怒りを爆発させました。
 
また、品質検査総局の2ヶ月も遅れての結果の発表に、消費者は不満を募らせます。抜き取り検査したのは10月なのに、結果を公表したのは12月24日。その間の2ヶ月間、消費者は何の対策もできなかったからです。
 
福建省の市民
「中国大陸のモノは全部劣悪で、毒を持っています、これもあれも食べられない。中国のモノは信用できません。牛乳の基準オーバーも2ヶ月遅れて、公表するのですから」
 
蒙牛製品の品質問題は今回が初めてではありません。その前科を見てみると、2009年2月、環境ホルモンの一種―OMPが検出。同年9月、液体牛乳からメラミンが検出。2010年4月、陝西省で小学生18人が集団食中毒。2011年4月、陝西省で小学生251人が給食に出された蒙牛の牛乳を飲んで集団食中毒を起こしました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 
 

 

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